お客様からの要望で一番多いのが「生地のバリエーションを増やしてほしい!」というもの。
とりわけ女性からは「Tlalocには柄モノはないの?」とよくご質問をいただいている。
現行モデルの単色だけだと、ちょっと物足りない。
これが理由なんだと思う。
チェックやストライプ、ドットやグラフィック・・・etc
たしかに、こうした「柄モノ」へのニ―ズはある。
そのことは僕も十分承知しているし、そうしたニーズがある以上、売れるという予測もできる。
けれど、僕は「柄モノ」の発売はあまりノリ気がしないでいる。
なぜか?
それは僕がデザインの素人だから。素人だからこそ、素人なりの「デザインへのこだわり」というものがあるのである。僕の「デザインへのこだわり」とはほんのちょっとしたこと。でも、それだけは失くしてはいけないと思っていることだ。
デザインなら専門家のデザイナーに頼めばいいじゃないか。
そんな意見もあるだろう。でも、そういう問題じゃない。問題は、僕の中に『理由』がないことなのである。
僕はやはりデザインには理由が必要だと思っている。
デザインで見た目の良さやバリエーションを追求するのはもちろん重要だ。でも、それよりももっと大事なことは「なぜそうしたのか?」という根源的な問いへの明確な答えなんだと思う。
だから僕は、それが答えられないモノは作りたくない。
頑固ですかね?
でもそうでもしないと、僕みたいな素人は、それがデザインだと思い込んで、とんでもない間違いを犯してしまいそうだから・・・。
そんなわけで、「柄モノ」の発売はひとまず保留ということで。
「柄モノ」に対する『理由』が見つかるまでは。
「柄モノ」をご要望いただいているみなさま、申し訳ないです。
突然だが、「Wrap Rage(ラップ・レイジ)」という言葉がある。
ご存知だろうか?
「過剰包装」のせいで開けようとしても開けられないイライラのことだそうで、最近これが問題になっているという。
たしかに、過剰包装って煩わしいし、腹立たしい。
ゴミの元でもある。ECOじゃない。
ここら辺の時代感覚、やっぱり優秀な企業は敏感である。
アマゾンでは、「フラストレーション・フリー・パッケージ」なるプロジェクトを立ち上げ、今後は簡易包装を推進するんだとか。
というわけで、今日は梱包のことをお話したい。
実は、傘の商品化にあたり、「梱包資材をどうするか?」は本当に悩ましい問題だった。
まず、傘という商品は長い。
でもって細い。
だったら細長い段ボールでいいじゃん!
なんてツッコミが入りそうだが、ところがどっこい。話はそう簡単じゃないのである。一般的な手元部分である「J字型」の場合、細長い段ボールで梱包しようとすると、形状が逆三角形ゆえにどうしても先端部分に隙間ができてしまうのだ。
では、それがなぜ問題なのか?
その隙間を埋めるため(商品を守るため)には、どうしてもプチプチなどの緩衝材を使わないといけなくなる。そうなると、過剰包装とはいかないまでも、けっきょくはお客様に不要なゴミ(緩衝材)を届けることになるからである。
僕はこれがどうしてもイヤだった。
だって、緩衝材なんてもらってもうれしくないでしょ?
とはいえ、大切な商品にキズをつけてお届けするわけにもいかない。
う~ん、どうしたものか・・・
まったく。
「モノづくり」というのは悩みどころ満載である。
で、あれこれ考えた挙句、けっきょく僕はどうしたか?
こうすることにした。
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今日、テルテル坊主がやって来た。
デザインを決定するのに、すったもんだしたアレである。
とりあえず、見ていただきましょう。コレだす。
裏側はこんな感じだす。
さて、このテルテル坊主。
ノベルティとして、とりあえず500個作ってみた。
もうすぐ発売しますんで、まずは「初回購入特典」ということで、先着500名様にプレゼントする予定である。
それはそうと。
僕たちの日常は、「なんで今までこんなことに気付かなかったんだろう?」の連続だ。
何日も悩み続けた末、
「何だ、こんなことだったんだ・・・」
などと、その答えのあまりの簡単さに拍子抜けするような出来事って多い。
(・・・と思うのだが、どうでしょう?)
必死になって眼鏡を探していたら、「実はオデコにかけていた!」なんて具合にね。
鏡を見れば一目瞭然でも、そんな簡単なことに思いが至らない。
ここ数日、僕はあることをずっーーーと考えていた。
商品としての傘も完成した。
ホームページももうじき完成する。
商品発送の梱包資材も、パンフレットも印刷した。
ノベルティのテルテル坊主も本日到着した。
だけど、まだひとつ懸案事項が残っている。
それも、重大な問題だ。それは・・・
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今日は暑苦しいことを書きます。
退屈な内容かもしれないですから興味のない方は読み飛ばしてください。
いきなりですけど、僕は「Made in japan」にこだわっています。それも強烈に。
だから当然、Tlalocの傘は日本で作っている。しかも、よくある最終工程だけ日本で手を加えて、「日本製」と名乗るようなインチキ(?)は一切ナシだ。
ちなみに、素材にだってこだわっている。
「サビ」が発生するような部材は一切使用していないし、生地だって傘職人から「いい生地を使い過ぎなんじゃないの?」と言われるくらいである。
(石突き)アルミ(メッキ加工)
(手元)アルミ(アルマイト加工・メッキ加工)
(本体:骨)
・止め鋲・・・真鍮
・上ろくろ、下ろくろ・・・真鍮
・ダボ(親骨と支え骨、ろくろと親骨の接合金具)・・・ステンレス
・上はじき、下はじき・・・真鍮
・露先・・・真鍮
・骨・・・カーボン
・中棒・・・アルミ
・「手元」「本体」「石突き」接合部分のネジ・・・真鍮
(本体:生地)ポリエステル(ユニチカ社製「タフレックス」)
さて、僕が「Made in japan」にこだわる理由は2つある。
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こんにちは。田中です。
およそ1ヶ月半ぶりの更新です。
お元気ですか?
僕はといえば、ここ数日の冷え込みのせいで風邪を引いたようで、朝からトイレへの参勤交代が止まりません。あッ! こうしてるうちにも・・・。
すっかりご無沙汰していましたけど
この1ヶ月の間、面倒くさくて更新しなかった・・・
というわけじゃありません。
実は、次回の更新は「商品がきちんと完成してから!」と決めていたからなのだ。
で、そうこうしているうちに、ここ1ヶ月半は商品化に向けた最終調整やら何やらで、「アッ」という間に時が経ち、今日に至ってしまったのである。
さて、前置きはこのくらいにして。
とうとう完成しました!
もうまもなくデビューします。
何はともあれ、ご覧いただきましょ。
ただ、まだホームページのアップ前なのでチョットだけ。
まずは「本体」である。
生地の張ってある「本体」は全部で7色用意した。
上から順番に・・・
・黒
・白
・紺
・茶
・水色
・黄色
・ピンク
といったラインナップだ。
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おはようございます。
それにしても、技術の進歩というのは有難い反面、時として大きなお世話なこともある。
「そういえば・・・」と、昨日ふと思い立って自分の名前をヤフーで検索してみた。
「田中正博」
すると・・・
「田中将大ではありませんか?」
だって。
ウルサイッ!ちげーよ。オレは「田中正博」だよ!
というわけで、技術が進歩しすぎて過剰なサービスもある。
が、その反面、実に便利なサービスもある。
マーケティング用語には「マーケット・イン」「プロダクト・アウト」という言葉がある。
それぞれを簡単に説明すると、こうだ。
消費者の声を反映して作った商品がマーケット・イン。
反対に、製造者の想いを反映して作った商品がプロダクト・アウト。
では、僕の傘はどっちか?
後者である。
なぜ起業したのか?
たまに、人からこう聞かれることがある。
理由はいろいろある。
でも、一番はやっぱ、「オリジナル」を作りたかった。これが理由なんだと思う。
他の誰かのアイデアじゃなく、他の誰かのマネでもなく、僕のアタマで考え、そこから生まれたものをカタチにする。僕が起業した意味とは、ここにあると思ったからである。
その意味では、僕の傘は紛れもなく、プロダクト・アウト型商品だ。
「わかりました。あなたの希望を叶えましょう」と、消費者の意見を吸い上げたものじゃない。
「こんなの作りました。どうです、これ?」と、作り手から提案するものである。
とはいえ、誰も欲しがっていないものを作ってもしよーもない。
それは独りよがりというものだ。
で、僕はどうしたか?
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・・・ったく。
どこもかしこも穴を掘っておるな。
どうにかならんもんかね。
四半期ごとの穴掘りは。
白金台のオフィスから平塚の自宅に戻る道中、11箇所も道路に穴を掘っとった。
政治のことはよーわからんけど、そろそろ限界なんじゃない?
道路に穴掘るの。
もっとクリエイティブにお願いしますよ。税金の使い途は。
さて、傘です。
ここんとこ、ちょっと動きがあった。3歩進んで1歩後退というところか・・・。
まず手元。
ストレートタイプ(「J字型」じゃないやつね)にストラップが取り付けられるようデザインを変更した。
理由は「教えて!goo」でこんな記事を発見したから。
ストレートタイプの手元って持ち運びが不便・・・。
たしかに!
というわけで、ストラップ・リングを付けることにした。(ストラップは別途作成中)
コレです。
それから。
これまた手元の加工である。
先日、革職人さんから「試作品ができた」との連絡があり、すぐさま受け取りに行った。
その形状からなかなか四苦八苦だったらしく、ご苦労をおかけしたようだ。
革の材質は牛でも豚でもない。羊だ。
形状が特殊なんで柔らかい羊じゃないと、うまく革を巻けないらしいのだ。
羊の革って柔らかいんだな。はじめて知った。
で、こんな材質も見せてもらった。
これ、何だかわかります?
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No rain,no raibow!
昨日はまさにそんな一瞬を見た。
時間にしてわずか2、3分。ウルトラ鮮明な虹が腰越海岸の向こうに・・・。
で、パチリ。
この写メを見て、「どこが鮮明じゃい!」という突っ込みはご遠慮ください。
マジで鮮明だったんですから。単なるスキルの問題です。
考えてみると、試作品が完成してから雨が降っていなかった。
そんなわけで、昨日は絶好の実戦の機会だった。しかも相手は嵐、台風11号。望むところである。
いざ出陣!
雨モレよし!
撥水性よし!
そして、強風への耐久性よし!
ひとまず安心だ。
現在、商品化に向けて生産中。相変わらず、会う人会う人に「どうなった?」とご心配いただく毎日だが、もう少しだけお待ちください。もうすぐデビューします!・・・ので。
えー、さて。
以前、社員から散々な言われようだった「てるてる坊主」の試作品が完成した。
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少し前、当ブログで試作品の記事をアップした。
それからというもの、会う人会う人に、「あれからどうなった?」とご心配をいただいている。
本当に有難いことだ。僕としても、そう気にかけてもらえると、とっても励みになる。
気にかけてくださっているみなさん!
どうもありがとう。頑張ってますんで、引き続きあたたかく見守ってやってください^^
さて、今日は今制作中のホームページのことを話したいと思う。
その前に、少々脱線を。
ホームページといえば、イギリスの女性下着ブランドのそれがめちゃめちゃ面白いのだ。
偶然見つけのだが、スケベ心に火がついて、ついつい長居してしまうほどだ。男性諸君は目の保養にどうぞ。コレである。
KnicerPicker
http://www.knickerpicker.com
ご存知だろうか?
「KnicerPicker」というブランドで、何が面白いって、ホームページが実によくできているのだ。
メニューにある「Dressing room」を開いてみると・・・
画面の左上に、身長・体型・髪の色が違う、きれいなモデルさんたちが現れる。サイト訪問者はこのうちの1人を選び、すぐ下にある下着の商品ラインナップをチョイスすると、あらビックリ!
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実は傘をつくりはじめるまで知らなかったことがある。
傘はプレゼントしてとても喜ばれる贈答品である、ということ。傘はその形状から末広がりの縁起物として、古くから
・誕生祝い
・出産祝い
・就職祝い
・退職祝い
・開業祝い
・傘寿や還暦のお祝い
・父の日や母の日のお祝
なんかに大切な人への贈り物として大活躍なのだ。
というわけで、僕の傘が完成した暁にはプレゼントの最優力候補として、ぜひご検討賜りたい^^
ちなみに今、ラッピング用の梱包資材をあれこれ選定中でして、昨日も生地の卸売をやっている友人とその打ち合わせをしたところだ。
ラッピングには「風呂敷」を使いたいなと思ったので、それに見合う生地サンプルをいくつか見つくろって持参してもらった。風呂敷に使う生地は「ちりめん」というらしい。いやー、これがまた、模様も素材も実にバリエーション豊富で、あれこれ眺めているだけで楽しかった。
さぁ~て、どれにしようかなと。それは出来てからのお楽しみ。乞うご期待である。
・・・と軽~くPRも済んだところで前回の続き、試作品の話をしよう。
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