待ちに待った試作品が届いた。
完成まで1ヶ月半。ようやく実物を拝むことができた。思えば・・・
傘を作ろう!
そう思い立ったのはいいものの、「では、いったいどこに頼めば僕のアイデアをカタチにしてもらえるのか?」と、ほんの数ヶ月前の僕はいきなり途方に暮れることになる。
まだ世の中にないアイデアをカタチにする。
このことには価値がある。しかし、それはやっぱり平坦な道のりではなかったのだ。
とにかく傘を作ってもらえるところが見つからない・・・。
傘をつくってもらえそうな会社やお店をタウンページで検索し、メールや電話で片っ端から問い合わせてみても、返ってくる答えは「ウチではつくってない」というのがほとんど。
ようやく脈のありそうなところを探し当て、期待を込めて問い合わせてみても、その答えは「既製品の加工だけしか扱ってない」「最低ロット2000本以上からの取引になります」「そんな傘をつくっても売れないよ」など、初っ端から出鼻をくじかれるものだった。メールで問い合わせても、返事すらもらえない。そんなところもたくさんあった。
そもそも、である。もう日本では傘はつくっていない。
生産の9割は中国なのだ。だから、オリジナル傘をOEM製造したいのであれば、大量ロットの取引か既製品の加工くらいしか対応してもらえないのである。小ロットの取引や手間のかかる製品だと、先方も採算が合わないということなんだろう。
ま、そんなこんなで。
とにかく僕の考えた傘をつくってくれるところがないッ!
タウンページでリストアップした傘をつくってもらえそうな会社やお店も、もう残りわずか。このままだと、絵に描いた餅になっちまう。ヤバイ。本格的にマズイ。どうすれば・・・。
そんなとき、あるところから返事があった。
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今日はまず昨日紹介しきれなかった最後の1冊から。
この本である。
著者は木戸一敏さん。正直、木戸さんにはいつも頭が下がる。セールスマンの鏡のような人だ。とにかく筆マメなのである。折に触れてハガキを頂戴する。しかも、ご丁寧に手書きで、ひとことコメントまで付けて。見習わねば、といつも思う。
ちなみに、木戸さんはこういう人です。
モエル株式会社(http://www.1-eigyou.com/)
さて、この本の内容である。
ビジネスでも、プライベートでも、コミュニケーションの大切さはあらためて説くまでもないだろう。けれど、コミュニケーションといえば、話し方や聞き方にフォーカスしがちであるが、もう1つ重要なものがある。それが本書のテーマである「質問」だ。
僕なりの経験則でいうと、質問がうまい人はモテる。
異性はもちろん、同性からも、幅広い年齢層からも、好かれる人が多い。なぜか?
簡単なことだ。相手の「自己重要感」を満たすことがうまいからである。
誰だって自分に興味を持ってくれる人に好感を持つ。これは間違いない。「私はあなたに興味がありますよ」と言葉で表現し、態度で示してくれる人が好きなのだ。
とはいえ、何でもかんでも質問さえしていれば、相手に好かれるのかといえば、そうじゃない。当たり前だけど。そこには、やはりきちんとしたルールがあるのである。
的を射る。
これが重要だ。本書では、その的を射る質問のバリエーションが「これでもか!」というくらい、ふんだんに紹介されている。その数、なんと101個だ!
ときとして量は質を凌駕する。
まずは量稽古である。さっそく僕も、「モテ男」になるために本書からいくつかネタを仕入れました。
その中の1つをご紹介します。
女性の場合、「ひと」の話から入ると楽しく話をしてもらえます。
「どこで買ったの?」と聞くよりも、「そういう時計好きなの?」と「ひと」に視点を向けて質問する。
なるほど!こうすればいいのか・・・。
後は実践すべき場数。量稽古だけである。
とにかく、だ。口下手でも質問上手になれる秘訣が本書にはある。ご一読を!
さて、話は一変して。
最近、どうしようもなく気になって仕方ない曲がある。これだ!
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昨日、ぬいぐるみ制作会社に依頼していたノベルティの3D画像が送られてきた。
「てるてる坊主」の携帯ストラップだ。
が、しかし、その画像を社員に見せたところ、かなり辛口なコメントを頂戴したので、あえなく修正することに・・・
彼女たち曰く。
・顔の表情やロゴの大きさが(大き過ぎる)、男っぽくて硬い感じがします。
・もっと、「ゆるさ」があったほうがよい。
・いまいち!・・・だと思います。こうゆうのは、一目見て「わ~かわいいっ」ってならないと。
・全体のバランスが悪い。顔のパーツがいまいち。
・かわいいでもなく、特徴があるでもなく、ふつ~な感じですね。
・・・なんだそうだ(苦)。
画像を見たとき、僕なんかは「アリ」かなと思ったのだが、やはり女性の見立ては厳しいようで、
ここまで言われたら、やはり修正するほかなさそうである。
というわけで、今日はこれからフィールドワークに出かけるつもり。都内のファンシーショップでアイデアをパクって来ようと思う。不審者として通報されないよう注意しつつ。
さて、今日は僕の友人たちの本を3冊ばかりご紹介したい。
手前味噌で恐縮だけど、実は昨年、僕も本を出版した。書いてみてわかったこと。それは、1冊の本を書き上げるには、どえらいエネルギーが必要だってことだ。
僕の本に、興味のある方はコチラからどうぞ!
(http://www.stayselling.com/)
そんな意味でも次々に本を執筆している友人たちのパワーにただただリスペクトだ!
脱帽である。
さっそく1冊目をご紹介しよう。
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こころの中にある映像が商品の購買を決めるプロセスに影響を与えることは多い。
何かの拍子に「あっ!」とスイッチが入って思わず衝動買い。こんな経験は誰にでも少なからずあると思う。例えば、こんな強烈な映像を見たら・・・
タバスコは偉大なブランドである。
ここでは、尊敬の念を込めて、あえてタバスコを「彼」と呼ぶことにする。
彼には僕はいつもお世話になっている。パスタやピザはもちろん、トマトジュースにも、チゲ鍋にも、カレーにも、マーボー豆腐にも、サラダにも、とにかく、その守備範囲はめちゃくちゃ多い。
「ねぇ、そこのタバスコ取ってくれよ」と商品名が固有名詞にまでなってるし、イタリアンレストランやファミレスに行けばたいていは置いてある。
さらには、「アントニオ猪木がはじめて日本に持ち込んだ」なんて、都市伝説にだってなっている。
もっというと、10円玉にふりかけると、すっかりキレイになることでも有名だ。
そんなわけで。彼はスゴイ。
彼ほど料理を選ばないソースはないッ! ・・・と僕は確信している。
今でこそ、ホットソース系の中では「もっとも辛くない」と評されてはいるものの、それまで彼は100年以上も君臨し続けたホットソースの王様なのである。
偉大な点はまだある。
ルイジアナ州エイヴァリー島にあるマキルヘニー社が扱う品目は彼だけである。色気を出して商品ラインを拡張したり、数々のバリエーションを展開したりしない。(グリーンを除く)
今も昔もずっと彼で勝負しているのだ。まさしくこだわりの一品である。
Tabasco公式サイト (http://www.tabasco.com/main.cfm)
さて、この偉大なるブランド ― タバスコ。
僕がもっともリスペクトするのは「バカになれる」という点だ。先のYoutubeを見ればわかる。アップされているタバスコのCMは単なるアホだ。お上品な日本では即刻放送禁止の代物である。
また、アホなCMはこれに留まらない。例えば、これなんかも。
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クイズです。
私がいないと私を求め、私がいると私の前から逃げるものは何か?
答えは・・・雨です。
カラ梅雨ってのも水不足なんかの問題を引き起こして困りもの。
でも、その逆も困る。というかイヤ。どうやらまだ夏には遠いみたいだ。今月はずっーーーと、パッとしない天気で、「カラッ」とした青空は8月に持ち越しの模様。
じっさい。今日も雨降ってるし。
ところで。
先日、出張先でたまたま手に取った1冊がある。
長い移動時間の暇つぶしにと思って、さほど期待していなかったのだが、いざ読み始めると、ところがどっこい。これがなかなか面白かったのである。しかも、ひじょーに参考になった。
この1冊である。
以下、本の裏表紙からの引用である。
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晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。
楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ。 (吉川英治)
だからといって、「曇りの日は曇りを愛す」ことは僕にはできそうにない。
今日は曇り。曇りはやっぱり憂鬱です。
さて、傘の進捗状況はどうかかというと・・・
目下、以下のとおりでございます。
・試作品の完成待ち
・サイト制作
・カタログ/パンフレット制作
・てるてる坊主(ノベルティグッズ)の制作
・ラッピング等の梱包資材の発注
・業務マニュアル(社内用)の編纂
・工業デザイン/ブランディングの猛勉強
・その他、いろいろ妄想中
ま、ざっと、こんな感じでありまして、何とか来月末、遅くとも9月初旬には発売を開始したいと思っています。
にしても。
ゼロからモノを作って売る。これはやっぱり大変だ。
あれもこれもやるべきことがてんこ盛りだし。アタマも使う。お金だってかかる。加えて、今日みたいな天気の日はあんまりやる気も起きない。トホホ・・・。
もっというと、苦労して商品化に漕ぎつけて、うまくいったとしても、である。
ぶっちゃけ、原価を考えると、それほど儲かるわけでもない。
でも、僕はやろうとしている。いや、やる。
なぜなのか?
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さっきニュースでやっていた。
普段あまりテレビを観ない僕。テレビを観るのは久々だ。
どうやら今日で梅雨が明けた模様。例年よりも早いらしい。雨嫌いな僕としては、何だかうれしい。いよいよ夏だ!海だーーー!
ところで。
ニュースでは、先日、新宿歌舞伎町で女性2人に傘で殴りかかってケガを負わせた「傘男」が逮捕された、と報道されていた。
犯行動機は「リストラされ、仕事が見つからず、イライラしてやった」とのこと。要するに、ただの「八つ当たり」である。バカヤロー以外の何者でもない。本当に最低で、卑怯で、醜い行為だ。
「リストラされイライラ」新宿の傘殴打事件で容疑の男逮捕 警視庁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090714-00000514-san-soci
「八つ当たり」は卑怯な行為だ。
僕もときどきする。だから猛省せねばならない。本当に。
このニュースで心底そう思った。
では、なぜ「八つ当たり」は卑怯なのか?
「八つ当たり」は心理学では「異指向攻撃」という。何かに「怒り」をぶつけ、その「怒り」を解消することである。人間だから怒るのはしょうがない。 年中、僕も下らんことで怒っている。たいていは一晩寝ると忘れるけど・・・。
問題は「怒り」じゃない。「怒り」の矛先だ。
「八つ当たり」の場合、「怒り」の矛先は周到に計算されていることが多い。だから、「八つ当たり」はタチが悪いし、卑怯なのである。
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僕は零細企業のオヤジである。
思えば、自由になりたくて起業したのに、実際はどうかというと、そうはなってない現実がある。
そんな現実に嫌気がさして、「もうやめた!」とすべてをブン投げようと思ったことは一度や二度じゃない。
でも、今もこうして何とかやっている。
いや、やらしてもらっている。それはひとえにみんな ― 社員だったり、友人・知人だったり、お客様だったり、取引先だったり、とにかく、僕の周りにいるみんな ― のおかげだし、そしてときには、こんな言葉に励まされているからである。
不安が増大し、暴発しそうな今日的状況下にあっては、今こそ中小企業のオヤジの出番でございます。リストラだ、倒産だ、などといっても中小企業のオヤジはそんなモノは何程のことでもないことを知っています。中小企業のオヤジはもとより裸一貫、ナイナイづくし、からのスタートでございました。
働けど働けど楽にならず、ジッと手を見る日々を生きて年商一億円の企業を育て上げてきたのでございます。リストラがなんだ、倒産がなんだ、でございます。オヤジは働いても働いても借金が増える一方の毎月を、今日只今も耐えしのんで生きているのでございます。
大企業の名経営者然として偉ぶっているドチラ様が、裸一貫から始めて年商一億円の企業を作り上げる能力をお持ちでしょうか。三菱だ三井だと吠えてみても虎の威を借りてのことだけ、彼等のうち何人が独立して企業を起こし年商一億の企業を成立させえるというのでしょうか。
今日の風潮は「金がなければお仕舞いだ」の大合唱でございます。本当に倒産したり、職を失ったりしたらすべてが駄目なのか、中小企業のオヤジに聞こうではありませんか。オヤジはこう言う筈です。「金じゃなく、勇気がなくなった時すべてを失うのだ」と。
これは、ある著名人の言葉である。
勇気、いただきました。
さて、この、ある著名人とは誰か?
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ネーミングは重要である。
ネーミングの出来が商品の売れ行きを左右することも少なくない。例えば、商品は変えず、ネーミングだけを変えただけで大ヒット、なんてことはよくあること。
有名なところでは、
【洋なし】 みだくなす → ラ・フランス
【靴下】 フレッシュライフ → 通勤快足
【玩具】 豆ダッシュ → チョロQ
なんてのがそうである。
そんなわけで、ネーミングはとっても大事なのである。
かくいう僕も、傘を作るうえで「ブランド名、何にしよう?」とずいぶん悩みました。候補はいくつかあって、それらをノートに書き出したりしもして。そして、どれにしようかいろいろ思案した挙句、「ビビッ!」ときたのがTlaloc(トラロック)だったわけです。
ちなみに、Tlaloc(トラロック)。
僕の造語じゃありません。古代アステカ文明の「雨の神様」のことです。
語感がいい。覚えやすい。そして何よりも、「雨の神様」だなんて縁起がいい。つーわけで、この度晴れてブランド名として拝借した次第でございます。
ま、それはさておき。
ネーミングは実に興味深い研究テーマです。いろいろ調べてみると、ある特定のジャンルに面白いネーミングが集中していることがわかります。たいへん勉強になります。
では、その、ある特定ジャンルとは何か?
下半身をターゲットにした、あるいは、ネタにした商品であること。このジャンルのネーミングには目を見張るものがあります。それこそ、一度耳にしたら絶対忘れない。珠玉のネーミングぞろい。
今日はその中でもとりわけ優秀な作品をご紹介します。
まずは薬剤部門からどうぞ!
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